ドコモではオンライン専用プランであるahamoと2021年10月に新しくエコノミーMVNOと呼ばれる格安SIMが登場しました。
この2つの格安 SIMはドコモのスマホプランより格安で使えるものですが、それぞれメリットとデメリットがあります。
今回はahamoとエコノミーMVNOの特徴や、ドコモとの違いについて紹介していきます。
アイキャッチ画像出典:https://www.pakutaso.com/photo/77924.html
もくじ
ahamoはドコモのオンライン専用プラン
ドコモのオンライン専用プランであり、2980円で20GBのデータ容量と5分間の無料通話がついてくるプランです。
すでに知っている人は読み飛ばしてもOKです。
- 月々2980円で20GBと5分間無料通話がついてくる
- データ容量が超過しても1Mbpsにて通信可能
- 海外ローミングでも20GBの範囲内まで可能
- dカード特典で1GBor5GBの特典あり
- ドコモオンラインショップにて機種変更も可能
ahamoは動画やSNSなどのデータ通信を楽しみながらスマホ代を安く抑えたい人向けのプランであり、多くの人におすすめできるプランです。
しかし、契約の全てがオンラインで完結するものであり、ある程度ネットでの契約に慣れておく必要があります。
ahamoへの変更するタイミングやお得になる人を紹介!エコノミーMVNOとは?
2021年10月からドコモから突如登場したエコノミーMVNOとは、ドコモショップで契約できる格安SIMのことです。
ドコモの回線を使っていますが、サービス元はドコモではないので、受けれるサービスは提携先に左右されます。
どのエコノミーMVNOを使ってもドコモショップで契約でき、端末購入もできるなどドコモショップでのサポートもあります。
選べる会社はOCNモバイルとTONEモバイル
2021年12月20日から新たにTONEモバイルが追加になり、2社から選べるようになりました。それぞれの特徴を紹介します。
OCNモバイルは月550円からの安い価格設定が魅力
エコノミーMVNOの中で一番安いプランを選択できるのが、OCNモバイルの特徴です。
基本的にはOCNモバイルの料金に基づいていますが、エコノミーMVNOの登場に合わせて月々550円のプランが登場したのが従来から大きく変わった点となります。
料金プラン | 音声プラン | データプラン |
500MBコース | 550円 | |
1GBコース | 770円 | |
3GBコース | 990円 | 858円 |
6GBコース | 1320円 | 1188円 |
10GBコース | 1760円 | 1628円 |
20GBコース | 4312円 | 4180円 |
30GBコース | 6050円 | 5918円 |
OCNモバイルでは、500MBから30GBまでのプランが用意されています。月単位で変更することも可能であるため、出張や引っ越しでスマホのデータ量が増えるような月でも柔軟にプラン変更をすることができます。
ドコモではなく、OCNモバイルとの契約となるのがエコノミーMVNOであり、通話料も含めた基本料金が0.5GBで550円で使えるのもメリットですが、その他の特徴も紹介します。
- 音声付き格安SIMの中で一番安く抑えることができる料金
- 料金プランが500MB〜30GBまで選ぶことが可能
- ドコモショップで店頭サポートを受けることができる
- dポイントやdアカウント連携もできる
今までのOCNモバイルと違うこととしては、dポイントやdアカウント連携が可能なことです。そのためd払いなどのドコモサービスを引き続き利用することができるため、dポイントが無駄なく使えます。
ドコモのギガプランでは一番安くて3000円程度かかるため、スマホを安く維持したいのであればOCNがおすすめです。
TONEモバイル
2021年12月より新しく登場したのがTONEモバイルです。こちらも特徴を紹介していきます。
- 動画以外データ使い放題で月1100円
- TONEファミリーで子供を安心して利用させられるフィルタリング機能あり
- iPhoneを選んでもTONEファミリーを利用することが可能
TONEモバイルははじめて子供にスマホを持たせるときにおすすめな格安SIMです。最近では小学生からスマホを持たせるケースが増えています。
SNSなどで知らない人に繋がり事件に巻き込まれてしまうことをフィルタリングサービスであるTONEファミリーを使うことで安心して持たせることができます。
また、価格も動画以外はデータ使い放題で月1100円で使えるなど、価格も安いのでより子供に持たせやすいプランとなっています。
スマホのデータを使うなら迷わずahamo
ドコモのオンラインプランであるahamoとエコノミーMVNOはスマホの使い方に合わせて選ぶことが大切です。
合っていないプランを選んでしまうと、請求総額が高くなってしまうことがあります。スマホの使い方に合わせてahamoがおすすめの人について紹介していきます。
データ通信がメインな人がおすすめ
スマホでSNSや動画視聴など外出先でもストレスなく通信したい人におすすめのプランです。音声通話を多用する人も月々1100円でかけ放題オプションに加入できます。
また、最近では新型コロナウイルスの影響もあり減ってきていますが、月々のデータ量が20GB以内なら一部地域で海外ローミングも無料になります。
音声通話を多用したい人
仕事やプライベートなどで音声通話をする人であれば、ahamoがおすすめです。基本料金の中に5分間かけ放題は含まれているため、用件だけのやりとりが多い人なら無料です。
5分以上の電話をする場合でも、かけ放題オプションを月1100円で追加することで使うことができます。日常的に音声通話が多い人にはおすすめです。
エコノミーMVNOはデータ量が少ないが安いのが魅了
ドコモで契約できる格安SIMとして登場したエコノミーMVNOは、価格が安いことが魅力ですが、使う人を選ぶ格安SIMといってもいい部分があります。
2022年4月現在、ドコモで契約することができるエコノミーMVNOは2社あります。
エコノミーMVNO(OCNモバイル)がおすすめの人
電話の着信があったら受け取る、LINEで必要最低限のやり取りしかしないといった人や、基本自宅のWi-Fiをしており、外では通信しない人におすすめです。
基本プランが音声通話も込みで月々550円から契約でき、月々を安く抑えることができます。ドコモの通信を使っているため、通信もつながりやすいです。
また、エコノミーMVNOに共通したポイントなのですが、ドコモショップでの契約が可能であり、価格は抑えたいけど料金プランやスマホの機種選びなど店員に聞いて契約することができます。
エコノミーMVNO(TONEモバイル)がおすすめの人
スマホを使い始めた小学生〜高校生におすすめなのがTONEモバイルになります。一番の理由としては、TONEファミリーと呼ばれるフィルタリング機能を持ったサービスがあることです。
TONEモバイルは月1100円のワンプランになりますが、動画以外はデータ使い放題であるため、勉強のためにネット検索をしてもデータ量を気にしなくてもいいのがポイントです。
動画については1GB330〜495円で動画チケットを購入することで動画視聴することができ、動画の見過ぎなどを抑止することができます。
エコノミーMVNOがおすすめでない人
前の項目ではahamoとエコノミーMVNOの特徴やおすすめな人について紹介していきましたが、この項目ではおすすめできない人について紹介していきます。
店頭サポートと通信品質を求めるならドコモ
データ通信を外出先でも制限なく使いたい人や、ドコモショップでのサポートを受けたい人はahamoではなくドコモがおすすめです。
ahamoではドコモの通信品質のまま安くなっているプランであるため、時間帯によっての制限はありませんが、チャットでのサポートとなるなどアフターサービスは手薄です。
エコノミーMVNOではドコモショップでの契約が可能ですが、昼間の速度が低下するなど、ドコモの通信品質より質が落ちてしまいます。
店頭サポートや通信品質を求めるなら、ドコモでの契約がおすすめです。
TONEモバイルは中高校生におすすめだが、動画視聴が多いならahamo
動画以外のデータ使い放題で月1100円が魅力なTONEモバイルですが、高校生や大学生となりSNSや勉強にて動画視聴を必要とする場合に、動画チケットだけで足りなくなったらahamoがおすすめです。
スマホを初めて持たせるタイミングや、勉強は基本自宅でさせたいなどITリテラシーを身につける段階まではある程度親の方でも把握したい場合はTONEモバイルが良いでしょう。
しかし高校を卒業するようなタイミングでは外出先での通信も増え、外でもデータ通信の必要性が出てくるようであれば、ahamoを検討してみましょう。
エコノミーMVNOはスマホを連絡手段程度の利用または外での通信が少ない人はおすすめ
ドコモから登場したエコノミーMVNOとは格安SIMをドコモショップで契約できるというものであるため、メリットとデメリットが存在します。
エコノミーMVNOは、スマホを連絡手段として持っている人や、Wi-Fiなどの固定回線下で使うことが多いため外で使わない人がおすすめです。
この記事を参考にahamoやエコノミーMVNOへの乗り換えを検討してみましょう。