海外ローミングが無料で使えるのがahamoです。しかし、どこの国で使えるのかや、本当に無料で使えるのかについては知らない人も多いのではないでしょうか。
日本国内で使えるかけ放題の対象外になること、通話量とSMSの金額は海外で金額が異なると違いがあるため、高額請求されることもあります。
渡航前に知ってておきたいahamoの海外ローミングとスマホの設定について紹介していきますので、ぜひ読み進めてみてください。
もくじ
ahamoで使える海外ローミングとは
ahamoの基本料金の中についてくる海外ローミングは以下の特徴があります。
- ahamoの基本プランである20GBのデータ量で、追加料金なしで利用可能
- ahamo大盛りオプション加入中の場合でも、海外で利用可能データは20GB
ahamoの海外ローミングは、渡航前に別途契約なく、追加料金なしで利用することができます。月間使用可能データ量はahamo大盛りオプション介入時でもデータ量は20GBまで使用することができます。
海外での利用可能データ量が20GB以上上回った場合は、128kbpsでの通信となります。
ahamoの国際ローミングが使える地域は82カ国
海外ローミングといっても、どこでも使えるわけではありません。ahamoでは82カ国の地域で使うことができます。
ahamoの海外ローミングが対象になる地域
具体化的には以下の7つのエリアがahamoの海外ローミング対象エリアとなります。海外ローミングの地域だけでいうと、オンラインプランの中ではahamoが一番多くのエリアに対応しています。
- 北米(グアム・サイパン・ハワイ)
- アジア
- オセアニア
- ヨーロッパ
- 中南米
- 中東
- アフリカ
人気な海外旅行先はカバーされている
ahamoは他社の中でも多くのエリアで海外ローミングができます。ドコモ調べではありますが、海外データローミングで使われるエリアの95%はカバーされています。
82カ国全て紹介するのは大変なので、海外旅行で人気な10カ国を挙げてみました。ahamoサイトによるとこれらは全て海外ローミング対象なので、そのまま海外でもデータを使うことができます。
- グアム
- ハワイ
- インドネシア
- 香港
- タイ
- フィリピン
- シンガポール
- ベトナム
- タイ
- アメリカ
ahamoの海外ローミングのメリット
ahamoの海外ローミングを使うことでのメリットは3つあります。
- ahamoを契約していれば追加料金なしで使うことができる
- 使用可能データ量が20GB使うことができる
- 海外でテザリングを使うことができる
ahamoを契約していれば追加料金なしで使うことができる
ahamoの海外ローミングの魅力としては、海外渡航前の事前契約が必要なく使うことができる点にメリットがあります。
他社のサービスの中には、海外でデータを使えるプランに加入するなどの手間が発生しますが、ahamoは契約した瞬間から海外データローミングの対象になります。
さらに追加料金なしで使えるなど、月々の支払いも変わらないまま使えるため、海外旅行での出費を抑えることができます。
使用可能データ量が20GB使うことができる
ahamoの基本プランとして、月間使用可能データ量20GBで2970円のプランがあります。海外データローミングでも基本プランの20GBのデータ量を海外で使用することができます。
楽天モバイルにも海外データローミングの設定はありますが、3GBまでとデータ量が限られてしまうためあまり気にせずデータを使えるのは魅力的です。
2022年6月に月間使用可能データ量80GBを追加できるahamo大盛りオプションが追加になりましたが、海外データローミングは変わらず20GBまでの制限となります。
海外でテザリングを使うことができる
海外でテザリングを使用した場合も、追加料金なしで使用することができます。スマホからタブレットにテザリングを使用して地図を見たり、周辺の観光情報を見たりなども使うことができます。
ahamoの海外ローミングのデメリット
メリットが多いahamoの海外ローミングですが、海外に行く人が全て向くサービスではありません。デメリットを3つ紹介します。
- 対象エリア外になると通信をすることすらできない
- 連続15日以内の渡航に限り使用することができる
- 日本国内で使えるかけ放題が対象外で、用途によっては高額請求されることも
対象エリア外になると通信をすることすらできない
ドコモの海外パケット放題では200カ国以上の地域でデータを使うことができますが、ahamoは対象エリアから外れてしまうと通信することができなくなってしまいます。
海外データローミングのためahamoに乗り換えるのであれば、今後行く可能性のある地域を調べておく必要があるでしょう。
連続15日以内の渡航に限り使用することができる
海外でデータを使用し始めてから連続15日に限って使用することができるため、それ以降で通信しようとしても通信不能となってしまいます。
留学や長期滞在を目的としたデータ通信は不向きで、海外旅行や短期滞在を目的にした海外ローミングサービスです。
日本国内で使えるかけ放題が対象外で、用途によっては高額請求されることも
ahamoでは国内通話5分無料サービスも付帯でありますが、海外では適用外になります。例えばハワイにいて日本国内に通話をしようとすると、1分につき140円もかかります。
日本国内では30秒で20円かかりますが、ahamoは5分間無料であるため、日本国内と同じ感覚で通話をしてしまうと、海外渡航で使用した通話量だけで高額になってしまいます。
電話番号を利用するメッセージサービスであるSMSも、1通あたり送信が100円かかってしまうため、音声通話とSMSを使う場合には注意が必要です。
ahamoの海外ローミングを使う場合はスマホ側の事前設定が必要
ahamoは契約した瞬間から海外ローミングを使うことができるため、事前契約は必要ありません。しかしスマホ側の設定は必要です。
ahamoの海外データローミングを使うためには2つのポイントを確認しましょう。
- 渡航先に行っても通信がつながる機種の確認
- スマホのデータローミング設定をONにする
渡航先に行っても通信がつながる機種の確認
2022年7月15日から開始された5G国際ローミングサービスは、現在iPhone・iPadのみ対象でiPhone12以降の5G対応iPhone、iPadであれば利用することができます。
4Gでは発売されているほぼ全てのスマホで対応していますが、つながる電波がGSMと呼ばれる通信だけなど繋がっても遅かったり、現地でつながりにくい場合もあるため、渡航先で確認しておく必要があります。
スマホのデータローミング設定をONにする
海外データローミングに対応しているスマホを確認したら、スマホの設定を確認しましょう。
AndroidやiOSで設定方法の違いはありますが、スマホの本体設定のアプリからデータローミングの項目をONにするだけで使えるようになります。
「設定」アプリ→「モバイル通信」→「モバイル通信プラン」→「データローミング」
「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「データローミング」
ahamoで海外ローミング時の注意点や設定 まとめ
- ahamoのデータローミングは海外旅行や短期の出張など短期滞在でおすすめ
- 海外での使用可能データ量はahamo大盛りオプション加入していても20GBまで
- 音声通話やSMSは課金対象であるため、高額請求もあり得る
- ドコモの海外ローミング対象エリアとahamoは違い、使えないエリアもある
ahamoの海外ローミングは連続15日間有効であるため、海外旅行や出張での短期滞在におすすめなサービスです。出張や年間通しての滞在などは現地で契約する方がおすすめです。
日本国内で使うように、20GBの通信では自動的に128kbpsの通信となる事や、音声通話やSMSは金額も日本と違うため、国内で使っている感覚で海外でも使うと高額請求になるため注意が必要です。
ドコモとahamoでは海外ローミングの対象エリアが異なりますが、海外旅行で人気なエリアはカバーされており、面倒な契約なく使うことができるため、海外旅行に行く人はahamo
へ乗り換えましょう。