ドコモのオンライン専用プランとして、ahamoが登場しました。契約は全てオンラインで完結するため月々の料金を抑えられるというものですが、メリットとデメリットが存在します。
ドコモなどの大手キャリアから乗り換えることで使えなくなるサービスもあるため、ahamoを検討している人は読み進めてみてください。
(アイキャッチ画像:https://www.pakutaso.com/photo/42081.html)
もくじ
データを使わないor20GB以上超える場合はドコモが有利
オンライン専用の安いプランが出たことによって、無条件にahamoが有利ということはありません。ドコモの方が有利な場合について紹介していきます。
ドコモとahamoの料金について
ドコモ
4Gギガライト | 4Gギガホ(3〜60GB) | 5Gギガライト(1GB〜7GB) | 5Gギガホ(無制限) |
3465円〜6765円 | 7205円 | 3465円〜6765円 | 7315円 |
- 大容量プラン(ギガホプレミア)
- 小容量プラン(ギガライト)
ahamo
- 2980円(ワンプラン)
ドコモの料金プランは大きく分けて大容量プランと小容量プランの2種類があります。料金プラン表だけ見るとahamoの方がお得に感じますが、ドコモのキャンペーン次第ではahamoよりも安い場合があります。
ドコモの料金プランの割引とは
料金プランの中の割引としては、3つの割引があります。
- みんなドコモ割
- ドコモ光セット割
- dカードお支払割
みんなドコモ割は、ギガライトやギガホに限らず3回線以上ドコモで契約している場合、1回線につき1100円割引が入ります。
ドコモ光セット割は、ギガライトの5GB以上またはギガホの契約で1100円の割引が入るものであり、ドコモ光を契約している場合に適用されます。
最後のdカードお支払割とは、ドコモのクレジットカードであるdカードで月々の料金を決済するだけで187円も引いてくれる割引です。これら3つの割引は全て併用することができます。
ドコモの割引を適用した場合、お得な人はデータをあまり使わないか多く使うか
ドコモを使っている家族が3回線以上あり、ドコモ光を契約していて支払いはdカードにしているといった場合でのプランの価格を紹介します。
4Gギガライト | 4Gギガホ | 5Gギガライト | 5Gギガホ |
2178円〜4378円 | 4818円 | 2178円〜4378円 | 4928円 |
このように、3つの割引が適用されると、月1GB〜3GB程度しか使わないライトユーザーはahamoよりも安く使うことができ、20GB以上使うヘビーユーザーは月々5000で20GB以上使うことができます。
スマホをあまり使わないけど、何かあったときにはショップに頼りたい人であったり、どこでも通信速度を気にせずスマホを使いたい人にはahamoではなくドコモがおすすめです。
ahamoはオンライン専用プランなのでdocomoよりサポートが劣る
(出典:https://www.pakutaso.com/photo/14151.html)
ahamoが価格を安くできる理由の一つとして、店頭サービスが有料になることです。店頭サービスを必要とせずに契約できることがahamoのメリットです。
そのため、有料で店頭サービスを利用してもショップの店員が操作してくれる訳ではなく、ahamoのサイト内での手続きのサポートがメインであり、操作自体は自分で行います。
専用チャットが唯一の相談窓口となりますが、基本的にチャットボットでの対応であるため技術的なことになると有人サポートが遅いこともあり、サポート面では有人であるドコモに劣ります。
ahamoに乗り換えると使えなくなるドコモのサービス
ドコモの料金は高いことは確かですが、オンライン専用プランであるahamoへ移行すると使えなくなるサービスが2つあります。
- キャリアメール(@docomo.ne.jp)
- ファミリー割引で無料通話
キャリアメール(@docomo.ne.jp)
個人で持っている携帯電話はスマホがほとんどになった今の時代では、キャリアメールを使わないといけない場面は少なくなってきました。
しかし、友人や会社の都合でキャリアメールを使わないといけなかったり、サービスによってはキャリアメールアドレスを設定しており移行手続きがめんどくさいといった場合もあります。
ドコモであれば引き続き@docomo.ne.jpのキャリアメールアドレスを持つことができるため、フリーメールアドレスには完全に移行できないのであればドコモなどの大手と契約する必要があります。
ファミリー割引の無料通話が使えなくなる
ファミリー割引は、3親等までの家族でファミリー割引を組むことにより家族内での通話が24時間無料というものです。
ahamoへ移行した場合、ファミリー割引を組んでいる家族との通話が有料となってしまうため、注意が必要です。しかし、ahamoへ移行するのが自分だけである場合は抜け道があります。
ドコモからahamoへ移行したする前にファミリー割引を組んでいれば、ドコモを契約しているファミリー割引内からの発信であれば無料対象内となります。発信は有料になるので注意しましょう。
ドコモのデメリットとしては使用料金が高いこと
- 月々の使用料金が高い
- オプションがいっぱいある
ドコモはahamoと比べて基本料金が高いため、月々の固定費が1万円超えるような状況の人も多いのではないのでしょうか。
ギガライトというドコモで一番安いプランでも、月々3465円もかかってしまいます。データ量をあまり使わず割引適用しなけば維持費が高いため、価格の面ではデメリットとなります。
また、スマホを購入する時に様々なオプションがあり、自分に合ったオプションがわからずに色々加入させられて、結果オプションを使っていないのに高くなってしまいます。
オプション体型の複雑さも問題としてあるため、ドコモを契約する上でのデメリットとなりうるでしょう。
料金が安いだけじゃないahamoのメリットとは?
- 月20GBつかっても値段が安い
- docomoの通信品質で使える
- 海外ローミングが使える
ahamoの場合は、月々2980円で20GBのデータ容量と1回につき5分までの無料通話がついているワンプランとなります。
そのため、割引なしのドコモのギガライトと比べて値段も安く、20GBも使えるといったことがメリットとなります。
他社の格安SIMと違いドコモの通信品質は保たれているため、昼時に速度が落ちすぎるといった問題も生じにくいので安心して使えます。
また旅行や出張などで海外へ行く場合でも、追加料金不要で20GBのデータ容量を使うことができるため、現地で余計な出費を抑えることができます。
ahamoはドコモオンラインショップで機種変更もできる
(出典:https://www.pakutaso.com/photo/11893.html)
ahamoなどのオンライン限定プランでは登場した当初、iPhone11やGalaxyS20など一部の機種しか機種変更ができませんでした。
しかし現在ではahamo契約でもドコモオンラインショップの中から選ぶことができるようになりました。
スマホは最新の機種を使いたいけど、通信費などの固定費や安くしたいといった人でもおすすめです。
直接店員と相談したい人などはahamoに不向き
(出典:https://www.pakutaso.com/photo/43749.html)
- わからないことがあったらすぐに直接聞きたい人
- 機種変更をする時に自分で決められない人
ドコモとahamoの違いを説明してきましたが、料金やサービス以外にも、このような特徴がある人はおすすめしにくいので紹介します。
サポートがオンライン専用であり、専用サイトからチャット経由で接続するため、電話で担当者とやりとりしたい人には不向きです。
またオンラインショップにて機種変更は可能ですが、自分の使用用途に合わせたスマホを選ぶことができない人はドコモの方がおすすめです。
オンライン限定であるため、プランの選択や困った時の対処など、チャット経由で解決できる人でないとハードルが高いプランとなります。
まとめ
- ドコモはサポートや多くのデータ量を使いたい人にメリットがある
- ahamoはオンライン専用であり、キャリアメールやファミリー割引に依存しない人向け
ドコモは電話や店頭でのサポートなどを受けたい人や、20GB以上のデータ量を外でも使う人におすすめなプランが用意されています。
それに対し、ahamoではオンライン専用であるため、キャリアメールやファミリー割引などを省く代わりに価格が安く使うことができます。
専用サイトでチャット相談ができる人であれば問題ありませんが、スマホの不具合や設定方法を直接聞きたい人などは不向きです。