オンライン専用プランであるahamoは今までの携帯電話プランとは違い、店頭で店員に直接話を聞くことができないため、オプションサービスの引き継ぎなどに不安を感じることはありませんか。
ドコモからの乗り換えでは既存サービスが引き継げるのかや、auやソフトバンクなど他社から乗り換えた場合に使えないサービスについて紹介していきます。
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もくじ
ahamoのサービスはどのようなものがある
ドコモのオンライン専用プランであるahamoは月間使用可能データ量が20GBで月々2980円のワンプランとなっていますが、この2980円の中に付帯でついてくるサービスについて紹介します。
- 5分間国内通話かけ放題
- 海外ローミングが20GBまで無料
国内通話が5分間無料と海外ローミングが20GBまで無料で使える特典はahamoには無料でついてきます。ドコモ契約時にはオプション料金での加算となります。
海外ローミング時には使用した分だけ加算される仕組みであるため、海外旅行や出張程度であればahamoの基本理料金でラーニングコストを抑えることができます。
ドコモからahamoで引き継げるサービスとは
ドコモからahamoへの乗り換えでは、ドコモのサービスが全て使えるわけではなく対応していないサービスについては自動解約となってしまいます。
ahamoへ移行した場合にドコモのサービスで引き継げるものについて紹介していきます。
- ケータイ補償サービス
- あんしんセキュリティ
- あんしん遠隔サポート
- フィルタリングサービス
- d Wi-Fi
- ドコモメール持ち運び
ケータイ補償サービスは引き継がれる
ドコモで購入したケータイ補償サービスについては、ahamo契約時に解約されることなく継続することができます。
最近では機種代が10万円近くすることもあり、補償サービスが引き継がれるのは安心できるポイントです。
あんしん遠隔サポートなどスマホの操作補助をしてくれるサービスはahamoでも使用可
ahamoは基本オンライン限定プランということもあるため、対面でサポートするサービスの手薄さはあります。
しかしスマホを遠隔でオペレータと共有し、操作サポートを受けらる安心遠隔サポートというサービスも利用可能です。
スマホの操作をなかなか周りの人に聞けないけど、使い方がわからないといった人でも使うことができるサービスになっています。
ahamoでもドコモメール持ち運びが可能に
ahamoのサービス開始当初は@docomo.ne.jpのドコモのメールアドレスを引き継ぐことができませんでした。
しかし2022年4月20日からドコモメール持ち運びサービスが開始となり、月330円でドコモメールを利用することができるようになりました。
連絡を取る人がドコモメールでないとやり取りできない場合や、契約しているサービスのメールアドレスがドコモメールのままであった人などはそのまま利用することができます。
ドコモからahamoへの移行後自動解約されてしまうサービスとは
ドコモからahamoへ移行時、基本的にahamoのサービスが対応していないドコモのサービスは自動解約となってしまいます。
クラウドを使ったサービスやApple Watchなどのワンナンバーサービスなど、普段使っているサービスも対応していないことがあるため、自動解約されるサービスについて紹介します。
d系サービスは引き継がれるが、一部非対応のサービスは自動解約となる
ドコモのdTVなどd系のサービスはそのままahamoに引き継がれます。しかしドコモのクラウドを必要とするサービスやオプションパック等の割引サービスは廃止になります。
具体的にはdフォトの写真お預かり機能やクラウド容量オプション、いちおしパック、エンタメいちおしパックといった割引サービスは廃止になります。
dフォトで子供の写真などをアップしており、アルバムなどを作っていた人はデータが消えてしまうため、ahamo変更前に確認しておく必要があります。
Apple Watchを使ってる人は注意!ワンナンバーサービスも
Apple Watchをドコモの通信で使っている人は、ワンナンバーサービスはahamoでは利用できません。
ahamoに乗り換えるときに見落とされがちですが、スマホがなくても単体で支払いや電話などできるサービスなだけに、注意が必要です。
音声通話系のサービスも廃止に
最近ではLINEなどのモバイルネットワークを利用した通話をする人も多いですが、音声通話を多用する人は多くのサービスが廃止になります。
- 留守番電話サービス
- メロディーコール
- 転送電話サービス
- キャッチホン
iPhoneなどの海外製スマホでは、伝言メモといったスマホ本体に留守番電話の内容を録音しておく機能がないため、電話を多用する人には留守番電話サービスなどは利用している人も多いです。
留守番電話では対策としては伝言メモ等のアプリや対応するAndroidスマートフォンなどに切り替えておくこともできますが、通信環境が不安定な場所では伝言を残すことができないデメリットもあります。
電話での重要なやり取りが多い人は、ドコモ契約のまま使うことをおすすめします。
海外出張などで電話を使わなくなった場合ではahamoは割高になる
ドコモには海外赴任や留学など、国内で電話を使わなくなった時に、電話番号やメールアドレスを保管しておく電話番号保管サービスというものがあります。
電話番号は月々440円、メールアドレスは月々110円で利用できます。ahamoでは電話番号保管サービスに対応していないため、番号だけ保管しておきたい場合は割高になります。
割引はないが、契約継続年数など引き継げるものも
ドコモからahamoの乗り換えでは、割引などは発生しませんが引き継げる内容もあります。引き継いで使うことにより、d払いやdポイント利用などのメリットもある内容なので紹介していきます。
- ドコモ契約の継続利用期間
- dポイントのステージ
- ファミリー割引の音声通話無料カウント
- みんなドコモ割のカウント対象
ドコモステージなどの長期優待サービスは引き続き利用可能
ドコモを長年使っており、乗り換えするときにステージが下がって優待が受けれないなどの理由から乗り換えを検討している人も多いのではないでしょうか。
ahamoへの乗り換えであれば、ドコモの中での移動であるためドコモ契約の継続利用期間やdポイントのステージに関しては継続して利用することができます。
d払いなどではdポイントステップアップボーナスなどでお得にポイントを貯めることなどもできるため、引き続きドコモサービスをお得に利用できるのは大きいなポイントです。
ファミリー割引やみんなドコモ割もカウント対象に
ahamoではファミリー割引の無料通話サービスを受けることはできませんが、自分以外にドコモ利用者が3等親以内にいれば、ドコモ利用者のファミリー割引やみんなドコモ割のカウント対象になります。
ファミリー割引での無料通話サービスはahamo回線からドコモへの通話だと対象外ですが、ドコモ回線からahamo回線なら無料になります。
家族とよく通話をするなら、ファミリー割引を組んでいるドコモの人からahamo回線へかけてもらうようにしましょう。
auやソフトバンクからahamoへ乗り換えるときに注意したいサービスとは
他社からの乗り換えでは、基本的にドコモのオプションサービスをahamoで契約することができないため、今まで使ってたオプションが使えないといったことが発生します。
基本的にドコモからahanoへの乗り換え時に自動解約されるようなオプションで紹介したものは契約することはできませんが、注意したいポイントを確認していきましょう。
- 継続利用期間などの引き継ぎはできない
- 光回線などのセット割やNetflixや YouTubeプレミアムの割引は受けれない
- Apple Watchなど主回線と同じ電話番号を使うワンナンバーサービスは使えない
- 留守番電話サービスなど音声通話オプションは申し込み不可
- @au.com、@softbank.ne.jpなどのキャリアメールは設定が必要
- SIMロックに注意
継続利用期間の引き継ぎはできない
他社からの乗り換えでは、会社が変わるため今まで使っていた継続利用期間や長期利用特典などはリセットされてしまいます。
一度乗り換えてしまうと、次に戻った後も継続利用期間は以前の情報を引き継ぐことはできません。しかし長期契約の特典も少ない場合がほとんであるため、こだわりがない人は問題とはなりにくいです。
光回線などのセット割や、Netflixなどコンテンツセットの割引は受けることができない
auやソフトバンクなどでは、Netflixや YouTubeプレミアムなどのコンテンツと通信量がセットになる契約があります。
ahamoへ乗り換えるときに割引サービスの廃止があります。もともとauやソフトバンクなどで光回線をセット契約していた場合は割高になったり、解約で違約金が発生することがあります。
光回線などはドコモ光に引き継ぐことで、初期費用や工事費無料等のキャンペーンもあるため、場合によって違約金と相殺されることも多いためahamoへ乗り換えするならぜひ検討してみましょう。
ワンナンバーサービスや音声通話オプションサービスなどの加入ができない
ドコモからの乗り換え同様、Apple Watchで同一電話番号を共有するワンナンバーサービスは利用することができません。
スマホが手元になくても電話やラインなどのやり取りができる人気なサービスであるために、ahamoに乗り換えることで使えなくなってしまうことを覚悟しておきましょう。
また音声通話でのサービスとして、留守番電話サービスやキャッチホンなどもドコモからの乗り換え同様使うことができません。重要なやり取りをしている人は注意しましょう。
メールアドレスの引き継ぎは可能だが、事前申請が必要
auでは2021年12月20日より、ahamoへ乗り換えてから31日以内であれば今まで使ってたアドレスのままahamoでも使うことができます。
月々330円とオプション料金も高くないため、ガラケーを使っている人やキャリアのメールアドレスを使って他サービスの登録をしてた人は、手間なく使うことができます。
SIMロックに注意
ahamoに乗り換える人の半数は、今まで使っていたスマホのままSIMだけを変えて使うといった人は多いのではないでしょうか。
2021年10月1日以前までの販売されたスマホは、基本的にSIMロックをかけられたまま販売されているため解除する必要があります。
auやソフトバンクではオンラインでの手続きは無料、店頭での手続きでの3300円の手数料で解除することができるため、ahamoへ乗り換える際には確認しておく必要があります。
ahamoへ移行する前に見ておきたいサービスまとめ
- ahamoは5分のかけ放題と月間データ20GBまでの海外ローミングがついている
- ドコモからの乗り換えは使えないオプションがあり、非対応サービスは自動廃止となる
- ファミリー割引を組んでいるドコモ回線はahamo移行後も割引を受けることが可能
- 他社からの乗り換えでは使えないオプションに注意。移行前にメールアドレスやSIMロックの確認が必要
ahamoはシンプルでわかりやすい料金プランを目指して作られたため、基本はオプション加入しなくても問題なく使うことができます。
しかし音声通話でのオプションではワンナンバーサービスなど、よく音声通話を仕事で使うような人はahamoでは非対応なサービスもあるため、契約前に確認が必要となります。
ドコモの中のプランであるため、ファミリー割引などの情報は引き継ぐことはできますが、ahamo回線からの発信は無料通話分が適用外ですが、ドコモ回線側ではメリットを引き続き受けることが可能です。
他社からの乗り換えではメールアドレスの引き継ぎやahamoで使うスマホのSIMロック解除ができているか確認してから契約するようにしましよう。