発達障害だと仕事は続かないって本当?病んでしまう可能性も

発達障害を持っていても仕事がしたい。

最近では発達障害という言葉もよく聞かれるようになってきました。ひと昔前よりも、診断される人が増えてきている事も、よく聞かれるようになった要因の1つだと思います。

仕事内容も多様化しており、人間関係での悩みや業務内容をうまくこなす事ができず、生きづらさを感じてしまいやすくなります。

また、就職が間近になって、自分はどういう仕事をしたいのか分からなかったり、仕事が続けられる自信がなく、踏み出せないって人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、自分の発達特性を知り、得意を生かした仕事や就労のコツを紹介していこうと思います。

 

発達障害とは

精神面、運動面の発達に問題があって、日常生活に支障があり、社会適応に向け支援が必要な場合、「発達障害」があるという

引用:発達障害とは

発達障害のグレーゾーンは大人になってからが大変!対策は? 発達障害が彼氏にあったらあなたも精神を病む事も!対策は?

発達障害の特徴などは、この記事にも書いてあるので、参考にしてみてください。

 

発達障害を持っていても就職できるの?

最近SNSを閲覧するのが趣味になりつつある私ですが、ツイッターで「発達障害 就職」と検索したら、このようなツイートが出てきました。

これら2つのツイートでは、就職には成功したが、就職後の職場環境や発達特性が周囲に理解してもらえずに、仕事を続ける事が困難になってしまい、二次的に精神的に病んでしまっているといった事まで書かれています。

このツイートでは、就職前に発達障害を知り、就職活動でも発達特性がある事によりうまくいかないと言った事が起こっています。

発達障害と言っても、知的指数が高い人であれば、就職試験をパスしてしまう人もいますし、大学生活はなんとかギリギリで単位を取っていたけど、就職活動になると注意が散漫になり、エントリーシートを書くのに時間がかかってしまって、就活が進まないといった人もいるなど、様々なパターンがあります。

発達障害を持っていても就職はできますが、仕事を続けられるかどうかが問題なのです。

 

就職をするためには、自己分析が大切!

当たり前のことをいいますが、就職するとなったら、自己PRが必要となります。

自分がどういう人間なのかを、他の人に知ってもらうためには自分を分析する必要があります。

例えば

  • 人の話を聞くのが苦手で、自分の話をしすぎる傾向がある
  • 注意が散漫でケアレスミスが多い
  • 物事の優先順位をつけるのが苦手
  • 書類などを読むことが苦手で、書類の振り分けに時間がかかってしまう

このように、自分の発達特性はどのような特徴があるのかを、あからじめ知っておく必要があります。

発達特性とは?

その子の特徴や認知(考え方)などの特徴のこと。

発達障害であることをカミングアウトをすることは、採用を決める企業側の理解が得られない場合も多く、悩むことだと思います。

しかし、自分のデメリットを知っているということは、自分を分析できているというアピールポイントにも繋がり、自己PRにて強みになります。

 

自分のストレングスって何?

ストレングスとは「強み」のことです。発達障害というと、弱みばかりイメージしてしまうものだと思いますが、誰にも持っていない「個性」もあります。

自閉症スペクトラム(自閉症・アスペルガー症候群を含む広汎性発達障害)

  • 相手の表情や態度などよりも、文字や図形、物の方に関心が強い。
  • 見通しの立たない状況では不安が強いが、見通しが立つ時はきっちりしている。
  • 大勢の人がいる所や気温の変化などの感覚刺激への敏感さで苦労しているが、それが芸術的な才能につながることもある。

引用:厚生労働省 発達障害の特性

自閉症・アスペルガー症候群の場合は、こだわりが強いという特徴があります。

そのため、学校ではクラスで1番目に成績が良かったり、ある分野の勉強だけは誰よりも情報を知っていたりなど、他の人にはない特徴があります。

また、自閉症の特徴の中に、ある感覚に過敏に反応してしまうという感覚過敏といった特徴もあります。

普通の人から見たら、デパートにいる1コマだと思います。しかし蛍光灯が光っているなど、いろんな感覚が過敏に反応しており、お母さんの音はなかなか聞こえにくいような様子となっています。

いろんな感覚が強く反応して、お母さんが離れていくような体験をしたら、めちゃくちゃ怖いと思います。

この映像は自閉症の世界観を理解してもらうために、極端に表しているものです。ここで言いたいのは、普通の人と比べて異なった感覚の感じ方をしているということです。

感覚過敏のメリット
  • 得意な感覚に対する情報処理が高い
  • 一度見た、聞いたようなものに対しての記憶力が高い

一度見たものを完璧に再現したりなど、優れた才能を持っていることもあります。このような特徴を生かし、イラストレーターや、写真家など、特徴を生かした仕事を見つけることも大切です。

注意欠陥多動性障害

  • 次々と周囲のものに関心を持ち、周囲のペースよりもエネルギッシュに様々なことに取り組むことが多い。

引用:厚生労働省 発達障害の特性

注意欠陥多動性障害(ADHD)は、多動性・衝動性・不注意という特徴があります。

そのため、話を聞かずに行動してしまったり、ケアレスミスが多かったり、作業に集中するのが不得意なため、長時間座って仕事をするような仕事は向いていません。

しかし、いろんな物事に関心を持つことができるため、いろんなことにチャレンジして、やりがいのある仕事が良いと言われています。

いろんな仕事に手をつけすぎて、中途半端になってしまうと言ったデメリットもありますが、短調なタスクをこなすような仕事では集中力を維持することができません。

自分がやったことに対して、結果がわかるような「即時性」がある仕事の方が、ADHD傾向の人は向いています。

仕事内容を自分で工夫できたりする、ビジネスマンなどはプラスになったりします。

 

オープン就労か、クローズ就労か

就職する上で、仕事を継続して行けるかということは非常に大切なことです。

発達障害を持っている人の就労方法は、オープン就労とクローズ就労の大きく分けて2つあります。

オープン就労

精神障害者手帳を取得し、障害者雇用枠を使って就労する方法

クローズ就労

障害に対する制度や支援を利用せず、一般就労を目指す方法

オープン就労
  • メリット

発達特性の理解が得にくいため、会社からの理解を得ながら仕事しやすい。

  • デメリット

軽作業や事務作業など、職種が限定しているため、発達特性のメリットに合わせた職種は選びにくい

昇進や昇給は少ない

発達障害ということを知られるため、職場の人に理解されにくい場合がある

クローズ就労
  • メリット

自分に合わせた仕事を選ぶことができる

自分の適性にあえば、昇給や昇進をすることも可能

  • デメリット

発達障害であることを告知していないため、職場からの配慮が得にくい

職場に馴染めない場合、精神的に病んでしまうこともある。

障害者雇用枠では、一般企業の障害枠で就職する「オープン就労」と、「特定子会社」の2パターンがあります。

オープン就労の場合では、一般の人もいるため、ある程度のコミュニケーション力を求められる場合もありますが、特性子会社の方が、特性に合わせた環境が作られていると言った面でメリットとなります。

特例子会社
障害者雇用率の算定において、親会社の一事業としてある子会社。障害や特性に対するサポートが整っている場合も多く、障害を持っていても働きやすい

 

自分のことが分からなくなったら専門家を利用しよう

就職するにあたって、どんな仕事につきたいか悩んでいる、見通しを立てるのが下手くそで就活がうまく進めそうにないというのなら、このようなサービスを使ってみるのも手です。

LITALICOワークス

引用:LITALICOワークス

LITALICOは、発達障害の支援を手厚く行っている団体であり、発達障害の特性などを熟知して就労をサポートしてくれることが可能です。

主なサービス内容として

  • 就労移行支援
  • 企業インターン
  • 職場定着支援
  • 就労定着支援
  • 相談支援

といったサービス内容があります。

発達障害の特徴に合わせて、まずは生活リズムを構築し、日常生活が安定して過ごせるようになってから、実際に職場を見学し、イメージしながら就労を支援してくれます。

他の転職サイトなどでは、発達障害の特性をイメージして支援してくれるところは少ないため、迷ったらこのようなサービスを使うこともおすすめです。

フロンティアリンクキャリアセンター

引用:フロンティアリンクキャリアセンター

厚生労働省指定の就労移行支援事業所です。ここでは、精神障害や発達障害の方に対し、ITやプログラミングスキル習得を目的として就労支援を行なっています。

就職先としては、今はやりの在宅ワークなどの在宅での就労支援や、同じフロンティアリンク株式会社の子会社に就労できたりなど、繋がりがあるのがメリットです。

最低限、人とのコミュニケーションが取れるなどがあれば、このようなサービスを使って、就労を目指してみるのもオススメです。

 

まとめ

  • 発達障害だからといって、仕事を諦める必要はない
  • 就職を目指すなら、自分の発達特性を理解する必要がある
  • 就職活動が上手くいかないなら、専門のサービスを使おう

発達障害といえど、症状は人それぞれであり、環境などによっても左右されます。

自分の特性を知って、どういう場所であれば特性を生かせるかや、どういう環境を必要をしているのかを知る必要があります。

その上で、自分の特徴に合わせた就職先がイメージできない場合などは、専門のサービスを使ってみることも大切です。

自分らしく生活できる就職先が見つかることを祈っています。

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