ahamoとocnは同じドコモ回線を使っており、比較する人も多いプランです。しかし、この2つのプランは契約できるデータ量とサービスに違いがあります。
「実際に格安SIMに乗り換えた後に使えるか不安」「金額は安くしたいけど、サポート面がなくなるのはちょっと」という不安はありませんか。
ahamoとocnモバイルのプランの特徴と、乗り換えた後に知っておきたいポイントを紹介していきますので、ぜひ読み進めてみてください。
もくじ
料金 | ||
通話料 | 22円/30秒 | |
データ量 | 500MB〜10GB | |
オプション | ahamo大盛りオプション 1980円 かけ放題オプション 1100円 | OCN電話かけ放題 |
海外ローミング | 対象エリア内であれば20GB /月 (申し込み不要) | 音声通話のみ対応 (別途申し込みが必要) |
契約期間 | ||
サポート | チャットサポートのみ (店頭サポートは有料) | |
速度制限 | 契約データ超過後に200kbps | |
テザリング | ||
端末購入 | ||
通話アプリ | なし | OCNアプリ |
ahamoとOCNモバイルの一番の違いは契約できるデータ容量にあります。ahamoは最低容量でも20GB以上必要ですが、OCNモバイルは500MBから契約可能です。
スマホのデータ量をどのくらい使うかによってどちらを選ぶかが決まりそうですが、その他サポート面に違いもあるので、次の項目で両方のプランについて紹介していきます。
料金プラン | 料金 |
ahamo | 2970円 |
ahamo大盛りオプション | 1980円 |
国内かけ放題オプション | 1100円 |
ahamoはドコモのオンライン専用プランで、国内通話5分間と月間使用可能データ量20GBがついて月々2970円のシンプルな1つの料金プランです。
スマホを日常的に使う人向けのプランであり、より多くのデータ量を使う人向けにahamo大盛りオプションの用意もあります。
通話オプションは、国内通話5分無料が標準プランで付いていますが、国内通話を時間無制限でかけ放題のオプションを追加するには1100円がかかります。
OCNモバイルの料金体系は3つあり、音声対応プランとデータ通信対応のプランがありますが、今回は音声プランに注目して紹介します。
料金プラン | 料金 | 無料通話 |
500MB /月 | 10分 | |
1GB /月 | 770円 | なし |
3GB /月 | 990円 | なし |
6GB /月 | 1320円 | なし |
10GB /月 | 1760円 | なし |
料金プランは大きく5つのプランがあり、550円〜1760円と使うデータ量に応じてプランを選ぶことができます。
注目としては、500MBの一番容量が少ないプランには、毎月累計10分間の無料通話がついてくるため、必要なやりとりだけ電話をすることがある人におすすめです。
料金比較での説明した内容にて、OCNモバイルは国内通話は30秒につき22円かかってしまうのが基本です。しかし、OCNでんわを使うことにより、通話料が安くなります。
30秒あたり11円(通常通話の半額)
具体的にはOCNモバイルを契約すると、相手に電話をかける際に自動的にフレックス番号が付加されるため、専用アプリ経由から電話をしなくても安く通話をすることが可能です。
また、通話をよくかける人向けに、3つのかけ放題プランが用意されています。
OCNかけ放題オプション | 料金 |
10分かけ放題 | 935円 |
トップ3かけ放題 | 935円 |
完全かけ放題 | 1430円 |
10分かけ放題とトップ3かけ放題の金額はどちらも935円であり、かける先を限定するかどうかで選ぶことが可能です。また、国内通話がかけ放題となる完全かけ放題プランも用意されています。
料金プランの説明をしていきましたが、ahamoとOCNモバイルにはまだ違いがあります。大きな違いとして、以下の3つがあります。
- 回線網
- サポート面
- スマホ購入
- 海外ローミング時の設定・契約
この4つの違いについて説明してきます。
2つのプランともドコモ回線を使っており、ドコモなど大手キャリアよりも安くなる格安SIMと呼ばれるプランです。しかし、繋いでいる回線に違いがあります。
回線網 | 主な会社名 |
自社で持っている回線を使う会社 | ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル |
他社の回線を借りて運用する会社 | OCNモバイル |
ahamoは自社で持っている回線を使う方式であるため、通信障害や混雑時の速度制限を受けるタイミングがドコモと同じです。
それに対しOCNモバイルは、他社の回線を借りて運用する会社であるため、通信障害や速度制限ではドコモよりも早いタイミングで制限を受ける可能性があります。
大きな違いとして、サポート面に違いがあります。
プラン | 申し込み | 手続き |
ahamo | 3300円 | 3300円 |
OCNモバイル | 店頭サポート可 | 店頭サポート可 |
ahamoは基本的に店頭にて操作のサポートは有料です。内容もahamoのサイトの操作を説明するもので、操作を代行してくれるものではありません。
OCNモバイルは格安SIMの中で唯一ドコモショップで契約が可能です。
料金プランの見直しを店員からの説明を聞いてプラン変更をしたいという人には、プランの選定から初期設定のサポートを受けることができます。
ドコモショップでOCNモバイルの契約は可能ですが、サポート可能なのは申し込みと初期設定のみです。
SIMカード再発行、プラン変更、解約、修理依頼はドコモショップで対応できないため、OCNモバイルに問い合わせるか有償でのサポートを受ける必要があります。
スマホ購入時にも違いがあります。格安SIMの中では両プランともオンラインストアがあるため、サイト内でiPhone・Android共に機種を選んで購入することができます。
公式のオンラインショップで購入できるメリットとして、スマホが故障してしまった時のサポートを受けることができます。
ahamo | サービス料金/月 | 補償内容 | 利用時の負担金 | 加入タイミング |
※ケータイ補償サービス | 550〜1,100円 | リフレッシュ品と交換 | 8,250円〜12,100円 | スマホ購入時から14日以内 |
※smartあんしん補償 | 330円〜990円 | リフレッシュ品と交換 | 4,400円〜12,100円 | スマホ購入時から14日以内 |
Applecare /Applecare+盗難・紛失プラン | 機種により異なる | 修理or交換 | 3700円〜12,900円 | iPhone購入日から30日以内 |
※2022年9月以降に発売されたスマホを購入の場合は、smartあんしん補償が適応です。
2022年8月31日未満に発売されたスマホはケータイ補償が対象です。
ahamoでは基本的に2つのオプションのどちらかを選択することが可能です。ケータイ補償やsmartあんしん補償はドコモのサービスであり、補償内容としてはリフレッシュ品と交換となります。
Apple careは、iPhoneのみしか購入することができませんが、加入してから2年間の故障対応やサポートを受けることができます。
OCNモバイル | サービス料金/月 | 補償内容 | 利用時の負担金 | 加入タイミング |
あんしん補償 | 550円 | 50,000円までの修理・交換 | 1回目:4,000円 2回目:8,000円 | いつでも可 |
OCNモバイルで用意されているスマホの補償サービスは、あんしん補償です。最大50,000円までの修理・交換をサポートしてくれるサービスです。
ドコモやAppleの補償と比べて50,000円までの金額の制限はありますが、購入したタイミング以外でも加入することができます。
中古のスマホを購入した後や、お下がりのスマホでも加入できるため、スマホ購入時から日が経ってしまったけどスマホの補償に入りたい人におすすめのサービスです。
ahamoとOCNモバイルは海外でも使うことができます。しかし海外で使える通信の条件が違います。
追加料金不要で82の地域で使える海外ローミングは、渡航する時も手続き不要で使えます。音声通話の通話料は現地によって金額が異なりますが、データ通信は20GBまで使用可能です。
必要な設定は、スマホ本体設定でデータローミングにチェックを入れるだけで現地の通信ができます。
スマホのデータ通信の設定で、「データローミング」を「ON」にするだけ
OCNモバイルの場合、海外ローミングを使用する際は事前手続きが必要です。またahamoと違い、データ通信には対応していないため、音声通話しか利用することができません。
- OCNモバイルに電話する(0120-506305)
- 必要な書類を提出(日本国パスポート・在留カード・特別永住証明書)
- SMSにて処理結果を報告(2〜3営業日後)
ahamoとOCNモバイルの評判について紹介します。
ahamoの良い評判では、料金プランと価格のバランスが良いとの声が多いです。
月間使用可能データ料が20GBというデータ量も丁度良いバランスであることを
ahamo大盛りオプションを追加すると、月々の料金が4950円になってしまうため、オプション加入前に比べて高いといった声がありました。
月末にデータ量が足りなくてahamo大盛りオプションを契約し、翌月を越してしまうと1980円のオプション料金が加算されてしまうため、忘れてしまうとデメリットです。
OCNモバイルは格安SIMの中でも一番の安さを誇るコストパフォーマンスが魅力的です。
実際の口コミでも、ドコモ回線が使えて月々の使用料金が安いことを評価するコメントが多く寄せられていました。
OCNモバイルは基本的に低容量のプランを中心に提供している格安SIMです。通常の速度より通信速度が落ちてしまうモードでも充分に使えているとの声もあります。
OCNモバイルはドコモ回線をドコモから借りて運用している格安SIMなので、スマホのデータ通信を使うときに低速で遅いといった声があります。
OCNモバイルでもう一つ声が多かったのが、OCNへの契約手続きの複雑さやサポートの貧弱さを指摘するものが多いです。
設定が複雑すぎて初心者には難しい内容があることや、開通手続きが午後5時以降にできないことがデメリットです。
OCNモバイルはドコモショップでも手続きすることが可能なので、ネットで設定することに慣れていない人はドコモショップで契約することをおすすめします。
サポートの貧弱さとして、スマホの補償であるあんしん補償を受けることが可能ですが、電話のみの受付でサポートに繋がらないという声があります。
契約後のサポートはドコモショップではなくOCNモバイルとなってしまうことから、通信環境やサポート面で不安があるのなら、少し高くてもドコモのプランを契約しましょう。
- ahamoは店頭サポートは受けられないが、通信品質やデータ量は多く使える
- OCNモバイルは月々の料金が安くドコモショップでサポートを受けられるが、通信速度は遅い
ahamoとOCNモバイルの違いは大きく2つあり、月間使用データ量の違いと、サポートの違いがあります。
スマホの使い方として、動画視聴やSNS閲覧をするならahamo、連絡手段として持っているだけならOCNモバイルがおすすめです。
しかし、OCNモバイルは通信速度が遅いことと、サポートが貧弱な点がデメリットです。ドコモショップでは契約時の設定と初期設定サポートのみの対応となってしまいます。
契約後にプラン変更や、スマホの故障がある場合は自分で調べて対応する部分も発生するため、サポート面に不安が残る場合はドコモのプランがおすすめです。
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