ドコモのオンライン専用プランと楽天モバイルは、2つとも月々の料金が3000円以下で契約でき、2つのプランはスマホのデータ量を多く使う人におすすめのプランです。
しかし、実際に契約した後に「実際に契約して繋がらなくなったらどうしよう」「サポートがなくなることでスマホが壊れたときに不安」と考えていることはありませんか。
今回この記事では、プランの内容を徹底比較し、どのような人がおすすめかを紹介していきますので、ぜひ読み進めてみてください。
もくじ
ahamoと楽天モバイルの基本料金やオプションを表でまとめました。
料金 | 2970円 | 1078〜3278円 |
通話料 | 1回5分以内の国内通話無料 (5分間超過後は22円/30秒) | 22円/30秒 |
データ量 | 20GB /月まで無料 | 3GB〜無制限 |
オプション | ahamo大盛りオプション 1980円 かけ放題オプション 1100円 | 楽メール(@rakumail.jp) 15分通話かけ放題 1100円 |
海外ローミング | 対象エリア内であれば20GB /月 | 対象エリア内であれば2GB /月 |
契約期間 | 縛りなし | 縛りなし |
サポート | チャットサポートのみ (店頭サポートは有料) | 店頭や電話サポートあり (初期設定など一部有料あり) |
速度制限 | 契約データ超過後は1Mbps | 楽天回線エリア外は最大1Mbps |
テザリング | 無料 | 無料 |
端末購入 | ahamoサイトで購入可 | 店舗・楽天モバイルのサイトから購入可 |
通話アプリ | なし | Rakuten Linkアプリ使用で国内通話無料 |
ahamoと楽天モバイルの共通点として、基本料金は両者3000円台と、価格帯が同じです。大きなポイントとしては、ahamoは月間使用データ量20GBで、楽天モバイルが無制限で使える特徴があります。
しかし、楽天モバイルは自社回線のエリア内のみ無制限であり、楽天回線のエリア外であるパートナー回線(au回線)では5GBで通信制限がかかります。
2022年の6月にahamoに大盛りオプションが追加されたため、楽天モバイルの無制限プランと比較していきます。
ahamo大盛りオプション | 楽天モバイル | |
金額 | 4980円 (基本プラン込) | 3278円 |
月間使用可能データ量 | 100GB | 無制限 |
データ超過後 | 1Mbps | 1Mbps ※パートナー回線接続時 |
ahamo大盛りオプションは月々1980円のオプション料金であるため、大盛りオプションを追加すると楽天モバイルの金額より月々1970円の差が生まれます。
楽天モバイルは3GB以上になると3278円で速度無制限の通信が可能です。しかし楽天エリア外から外れるとパートナー回線(au)に接続されますが、5GBを超過すると1Mbpsの通信に制限されます。
スマホの使用環境として、楽天モバイルが繋がらない環境であれば、ahamoも20GB超過後の1Mbpsでの通信と変わらなくなってしまうため、実際の使い勝手を比較して考えることが大切です。
次の項目では、ahamo大盛りオプションと楽天モバイルの速度無制限のメリットとデメリットについて紹介していきます。
ahamo大盛りオプションのメリット3つを紹介します。
- 月間使用可能データ量が100GB使える
- ドコモのネットワーク網を使うことができる
- dWi-Fiも使える
ドコモのデータによると、100GBはオンライン会議の約240時間分、動画はフルHD画質(1話840MB想定)で121話分も視聴できるほどのデータ容量です。
スマホの実態調査によると、Wi-Fi通信を入れても月20GB程度の使用がほとんどであり、月100GBあれば楽天モバイルの無制限プランと遜色ないデータ容量を使うことができます。
固定回線を除いて、外出先の通信環境として安定しているのがドコモのネットワークです。月々5000円以下でドコモの通信を100GB使うことができるため、繋がらないストレスが少ないです。
ドコモの公衆ネットワークであるdWi-Fiが無料で使用可能です。
ahamoの契約1回線につき、5台まで使うことが可能であることから、外出先のカフェにd Wi-Fiがあればパソコンやタブレットを接続することができます。
ahamo大盛りオプションのデメリット3つを紹介します。
- 月々1980円の負担増となる
- Wi-Fi代わりに使う場合は場所によって速度が出ないことも
- サポートがチャットサポートのみで手薄
ahamoの基本プランは税込2970円で楽天モバイルよりも安い価格で契約できることが魅力ですが、ahamo大盛りオプションは月々1980円であるため、月々4950円の負担がかかります。
しかし、ahamo大盛りオプションはあくまでもオプションであるため、データ量をあまり使わない月はオプションを使わない選択をすることも可能です。
Wi-Fiは固定回線であるため、速度が集中する日中でもオンライン会議や動画視聴時の画質が安定していますが、ahamoは掴んでいる電波の強度によって変動します。
オンライン会議や動画視聴をよくする人は、実施する前に実際によく使う場所の電波状況を把握しておくことが必要です。
ahamo全般に言えることですが、サポートがチャットサポートのみで手薄になることがデメリットです。ドコモの場合はわからないことは電話や店頭で聞くことが可能でしたが、ahamo契約の場合はそれができません。
ahamoのチャットサポートは相談内容を送る時にエラーが出るなど、システム的に不具合がある部分もあるため、わからないことはネットで検索する必要があります。
楽天モバイルのメリット3つを紹介します
- 楽天モバイルのエリア内では無制限にデータを使うことができる
- 使わない月は1078円で使うことが可能
- アプリ使用で国内通話無料
楽天モバイルのサービスエリアである地域なら、無制限でデータを使うことができます。どれだけデータを使っても3278円で使うことが可能なため、月々を安く抑えることができます。
基本プランは1つのみでオプション契約は不要で無制限まで使えるため、ahamo大盛りオプションのように必要時にオプション契約をするという手間は省くことが可能です。
楽天モバイルの基本プランは1つのみであるため、別途で小容量プランを用意していません。しかし、月間使用データ量3GBまでは1078円で使うことができるなど、使わない月はお得に使えます。
ahamoでは月間使用データ量が20GB未満であったとしても、月々2970円の費用は発生するため、月によって使うデータの変動があり、お得に使いたい人にはおすすめです。
楽天モバイルの通常の電話は、30秒22円の料金が発生するため他社の格安SIMと比べても遜色ないですが、楽天モバイルのアプリを介して電話をすることで国内通話が無料となります。
アプリを使うことで無料になる理由としては、電話回線を使わずにインターネット用のデータ通信方式を使うことで、無料を実現しています。
デメリットは普通の電話アプリではなく、Rakuten Linkというアプリを使わないといけない手間が発生することですが、相手側は普通の電話アプリに通知されるだけなので、それ以上の手間は発生しません。
楽天モバイルのデメリット4つについて紹介します。
- 楽天モバイルの無制限エリアでも速度が遅い
- パートナー回線(au回線)につながったら月間使用データ5GB以上で1Mbpsの制限
- 楽天モバイルには提携している公衆Wi-Fiがない
- 通信障害時やチャットサポート時の対応が遅い
楽天モバイルは月間使用可能データ量を無制限で使うことができますが、ドコモのように電話を飛ばす基地局が少ないため、無制限エリアでも速度が遅い場合があります。
無制限で使えるのは楽天モバイルのエリアにいることが前提ですが、高画質の動画視聴やオンライン会議に耐えらえるかは契約前に確認しておくことが必要です。
楽天モバイルのエリア外でもデータ通信をすることが可能です。対策としてパートナー回線(au回線)に繋がることになっています。
パートナー回線はau回線を使っており、パートナー回線接続時に5GB以上使ってしまうと1Mbpsの制限がかかります。
楽天モバイルのエリア外に住んでいるのであれば、ahamoなら基本プランでも月間使用可能データ量20GBを使うことができるためおすすめです。
楽天モバイルにはカフェやファミレスで使える公衆Wi-Fiサービスを用意していません。パソコンやタブレットをWi-Fiがある所で接続することができません。
テザリングは楽天モバイルも無料であるため、楽天モバイルの無制限エリアではパソコンやタブレットへ通信することが可能ですが、公衆Wi-Fiがあれば安定した速度で使うことができます。
楽天モバイルは店舗や電話でのサポートも受けられるため、ahamoとの違いで有人サポートが受けられることはメリットですが、通信障害に伴う対応の遅さがあります。
第4のキャリアとして2020年にサービスを開始してから約3年程しか経っていないため、通信障害時などで原因特定やサポート体制に弱いです。
ahamoの場合、通信障害が発生した場合はドコモのHPなどで情報を確認することができ、復旧も楽天モバイルに比べて早く対応してくれるため、サポート面は楽天モバイルのデメリットです。
ahamoを使っているユーザーの声を集めてみました。
ahamoの通信品質や海外ローミングのメリットを感じているとの声です。楽天モバイルのエリアはカバー率99%と謳っていますが、通信速度的にドコモの方がつながりやすいエリアが多いのが現状です。
ドコモからahamoへ乗り換えた声では、ドコモの無制限プランであるギガホプレミアからahamo大盛りオプションに乗り換えたときの金額が安くなったとの声もあります。
ahamoの悪い評判として、金額が高いとの声がありました。
また、ahamo契約時の申し込みをするときの時間制限など、契約時の煩わしさを感じている声もありました。
【初心者おすすめ】ahamoをスマホで申し込む方法を画像で解説楽天モバイルを使っているユーザーの声を集めてみました。
楽天回線エリア内であればahamo大盛オプションよりも大容量のデータを使うことができます。
また、楽天モバイル電波についてで、5Gが入る場所が増えてきているとの声があります。まだ楽天回線で5Gが使えるエリアは少ないですが、少しずつ拡大していっています。
良い評判の中で楽天モバイルの電波が改善してきているとの声がありましたが、ツイートを検索すると電波が悪いといった声が多く上がってます。
楽天モバイルを契約する際には、自分の住んでいるエリアや仕事などよく使う地域で楽天回線がカバーされているかを確認することが大切です。
また、サポート面でも不安視する声がありました。大手キャリアでは通信障害が起きた際に公式の情報としてH PやTwitterなどで情報発信をしています。
しかし、楽天モバイルは初期対応の遅さや、チャットサポートなどでも対応が遅れてしまっているとのことで、通信障害によって大切な連絡が取れなくなってしまう可能性があります。
ahamo大盛りオプションと楽天モバイルの無制限プランについて比較しました。どちらのプランがおすすめかの結論は以下の2つです。
- 楽天回線のエリア内に住んでいる人は、無制限で使える楽天モバイルがおすすめ
- 通信品質にこだわりつつ、多くのデータを使いたいならahamo+大盛りオプションがおすすめ
楽天モバイルは3278円でデータ無制限というコストの安さが魅力であり、電波さえ繋がれば非常におすすめのプランです。
しかし楽天モバイルは自社の基地局が少なく、サポート体制も弱いため、何か合った時の対応は2023年現在でも不安がある状況です。
全国どこでもつながるドコモ回線が使え、月間使用データ量が100GBまで使えるahamoとahamo大盛りオプションは誰にでもおすすめできるプランです。
自分の住んでいるエリアや、使い方に合わせて選んでみましょう。
ドコモのネットワーク網を使えて月々安くするなら