発達障害で注意欠陥ってなに?子どもを伸ばす育て方とは!?

子どもを育てていて、「この子は大丈夫なのだろうか」と不安に思う事はありませんか。

  • 落ち着きがなく、動き回っている事が多い
  • 興味・関心が移り変わりやすく、1個の事に集中できる時間が少ない
  • 必要なものをなくしてしまう、忘れやすい

それは注意欠陥多動性障害(ADHD)という発達特性かもしれません。

この記事の中の人で、検診の時に指摘されたり、ネットで聞いた事はあるかもしれません。

くみこ

ADHDって、うちの子はどうなっちゃうの?

聞き慣れない言葉ですし、不安に感じる人も多いと思います。しかし発達特性を理解して育てれば、問題ないケースも多いのです。

そこで今回は、注意欠陥・多動性障害の発達特性や、その育て方について紹介しようと思います。

 

注意欠陥・多動性障害とは?

注意欠如・多動症(注意欠陥/多動性障害とも呼ばれます)(ADHD)は、注意力が乏しいか注意の持続時間が短い状態、年齢不相応の過剰な活動性や衝動性のため機能や発達が妨げられている状態、あるいはこれら両方に該当する状態です。

引用:MSDマニュアル 家庭版 注意欠如・多動性(ADHD)

注意欠陥・多動性障害とは、「注意」に支障をきたしている状態なのです。具体的な症状でいうと、興味・関心が移り変わりやすい、落ち着きがないなどの問題として現れやすいです。

子どもが不真面目だからなど、子どもの意欲の問題ではないため、周りから「注意しても聞かない、ダメな子」というレッテルを貼られやすいです。

 

具体的にどういう部分が問題となるわけ?

ADHDの特徴

注意欠陥多動性障害(ADHD)とは、「注意」と「多動性・衝動性」という特性があります。そのため、大まかに2つに分けて考える必要があります。

アメリカでの定義されている基準があり

  • それぞれ9項目のうち、6項目以上当てはまる
  • 6ヶ月以上持続している
  • 学業に悪影響を及ぼしている

という条件を満たすことが、主な基準となっています。

注意欠如の症状

  • 勉強中に不注意な間違えをする
  • 活動中に注意を持続することが困難
  • 話を聞いていないように見える
  • 指示を従えず勉強をやり遂げられない
  • 課題を順序立てることが困難
  • 精神的努力が必要な課題を嫌う
  • 必要なものをよくなくす
  • 外的な刺激によってすぐ気が散る
  • 日々の活動で忘れっぽい

多動性・衝動性の症状

  • 手足をそわそわ動かす
  • 席についていられない
  • 不適切な状況で走り回る
  • 静かに遊べない
  • じっとしていない
  • しゃべりすぎる
  • 質問が終わる前に答え始める
  • 順番を待つことが困難
  • 他人を妨害し邪魔する

このような診断は、その子が生活しやすいようにつけるものです。たとえ診断に当てはまっても、社会生活に適応できれば問題なく、逆にこの項目に当てはまらない子でも、一部の症状が強く出てきたり、環境によっては社会に適応できない場合もあるかもしれません。

おそらくこの記事を見ている人は、子育てに困っていてここまで行き着いたのではないかと思います。

ここで重要なのは、子どもがどういう状況で苦しんでいるかを親が理解してあげることが大切です。

 

親もイライラ!?どう接すればいいのかわからない時は、客観的になることが大切!

暇さえあればよくツイッターを見てしまうのですが、ADHD関連の情報を見ていたら、たまたまこのようなツイートを見かけました。

ADHDの発達特性があるため、独特なペースが存在します。そのため、言葉で言っても思い通りに動いてくれないことがあり、それにイライラしてしまうことってあると思います。

しかし、子どもも悩んでいるかもしれません。私もADHDであり、子どもの頃に「やろうと思ってた」などと言って、なかなか行動に移せなくて、どうすればいいのかわからないことがありました。

そのため、発達特性を知り、子どもの状況を理解してあげましょう。お互いに気持ちが楽になると思います。

 

発達特性はわかったけど、具体的にどうすりゃいいの?

ADHDの子どもは、指示の入れ方にも工夫が必要であり、言葉でいってもなかなか指示が入らないなどがあります。そのため、具体的な工夫について紹介しようと思います。

子どもに伝える工夫
  • 「◯◯すれば、□□できる」という形の、肯定的な表現で具体的に書く
  • 合理的で納得のいく説明や、メリット・デメリットを明確にする
  • 穏やかで優しく、身近なわかりやすい言葉を使う
  • イラストや図、ユーモアのある表現を入れる
  • 抽象的な表現ではなく、具体的な「行動」や「台詞」で例を示す
  • 相手の目線から見て、共感的な立場に立つ

引用:東洋経済オンライン 「グレーゾーンの子」は接し方でこうも変わる

ADHDの子は褒められる経験が少なく、自己肯定感を得られにくいです。そのためここられると、発散できる場所もなく、物に当たったりなど負の方向に進みやすくなります。

そのため、子どもに伝える時の工夫が重要になります。

伝え方の工夫

ADHDの子は興味・関心の移り変わりが激しいです。そのため、頭の中の思考が絶えず働いており、うまく処理できていない状況なのです。

そのため、子どもが動いてる時に、親の要望を伝えたところで、本人に情報が入っていないことがあるのです。

  • 相手(子ども)の目を見て伝える
  • 短文レベルで、やってほしいことをわかりやすく伝える
  • 言葉では流されてしまうこともあるため、張り紙など文字で伝えるなど手段を変えてみる
  • 子どものプライドを傷つけないような関わり方も大切

コミュニケションとは、単に会話だけで成立するものではありません。身振り・手振りを使ったり、アイコンタクトがあったりなど、様々な要素があります。

子どもに対しても、様々な手段を使って伝える工夫が必要なのです。

 

努力をしてみたけど、子育てが辛く感じているなら、受診することが大切!

今ではインターネットで様々な情報が手軽に得られるようになっているため、情報が溢れかえっているため、どれが正しいのかわからなかったり、目の前の子どもがなかなか変わらずに不安に感じることもあるかと思います。

そういった状況であれば、受診を考えてみましょう。医療機関でも受けられますが、学校や園、スクールカウンセラーなどに相談することもできます。

ADHDの治療では、家庭での生活がメインとなるため、どのように育てていけばいいのか、個別でアドバイスがもらえると、具体的な接し方などを知ることができ、子どもが変わるきっかけになります。

相談できる医療機関
  • 発達障害者支援センター
  • 地域療育センター
  • 総合精神保健センター
  • 自治体の福祉担当窓口

発達障害者支援センター

発達障害児(者)とその家族、周囲の人の発達支援に関する相談に応じ、家庭での療育方法についてアドバイスします。また、知的発達や生活スキルに関する発達検査などを実施したり、発達障害児(者)の特性に応じた療育や教育、支援の具体的な方法について支援計画の作成や助言

引用:発達障害情報・支援センター

発達障害者支援センターとは、発達障害者に詳しい専門家がいるため、生活上での困りごとをより専門的に相談する事ができます。

都道府県知事等が指定した社会福祉法人、特定非営利活動法人(NPO)などが運営しています。

地域療育センター

発達障害の特性が気になる子供に作業療法士等の専門職が個別療育を提供する地域療育センター

引用:埼玉県 地域療育センターについて

地域療育センターとは、障害のある子どもに対して、その子どもに合わせた治療・教育を行うところです。療育センターの定義等は明確に決められていませんが、日常的な支援をしてくれる場所です。

月に何回か通って受けられるサービスや、施設などの入所して受けれるサービスがあります。

総合精神保健センター

精神保健福祉に関する問題を抱えるご本人とご家族のために来所いただいての面接相談を行っています。相談の利用にあたっては事前にお電話でご予約が必要です。主として思春期から青年期・成人期の方の相談が対象

引用:埼玉県 精神福祉保健相談とは

精神保健福祉相談センターでは、主にお子さんや家族のこころの問題を相談できる場所です。

たとえば、お子さんが暴力的になって困っていたり、家族がお酒を飲むようになったりして、どうしたら良いのかわからない時に相談する事ができます。

ADHDのお子さんは、周囲から理解されずに、家庭内で暴力などの問題行動を起こしてしまう場合もあります。その状況をどのようにすればいいのかは、第三者からの介入がないと解決しにくい事もあります。

気持ちの面でどうすればいいのかわからないと思ったら、総合精神保健センターに相談してみましょう。

自治体の福祉担当窓口

障害者(児)の福祉に関するに相談や障害福祉サービスの利用の相談については、各市町村の障害福祉担当課になります。

引用:茨城県 障害・障害者に関する窓口

市町村の障害福祉に関する担当課には、知的に遅れのある子どもに対してのアドバイスや、生活上での具体的な接し方などを相談できる窓口があります。

どこに相談すればよいかわからない時でも、窓口になって子どもに合わせたサービスを受けることも可能です。

社会福祉士や精神保健福祉士などの資格を持ったスタッフが担当する場合も多く、専門的なアドバイスを受ける事が可能なので、迷ったら福祉担当窓口に相談してみましょう。

まとめ

ADHD傾向・ADHDの子どもの育て方
  • 生活上で困るような場面があったら、「なぜ」とその行動を疑う事
  • 子どもに「興味」を持ち、発達特性を知る事
  • 問題が起きているなら、「伝え方」を工夫する事が大切
  • どうすればいいかわからないなら、相談をしてみよう

子育てではどんな子でも悩むものです。悩んだら一人で悩まず、相談する事が大切です。

そして、ADHD傾向や、ADHDと診断された子でも社会に出て、仕事をして普通に家庭を持てるケースも多いです。そのため、ADHDと言われたからって、過度に悩みすぎる必要もありません

ただし、子ども同士でコミュニケーションが取れなかったり、学びが進まない場合はその環境に適応するために、本人以外の誰かからの促しが必要な状態なのです。

そこに気づく事ができるのは、他の誰でもない親のあなたしかいないのです。悩んでいるのであれば、ぜひこの記事を参考にして、アクションを起こしてみましょう。

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