車を買い換えるなら福祉車両?あなたにも関係ある最新の車選びとは?

みなさんは車を選ぶ時に何を重視しますか?

家族が増えて大きな車に乗り換えるというケースは少なくないのではないでしょうか。最近では、足腰を弱った高齢者が乗れる事を重視するケースも増えてきています。

場合によっては、怪我や事故などで手足が不自由になってしまったけど、もう一度運転したいと思う人もいるでしょう。

そんな時におすすめしたい、福祉車両の選び方について紹介していきます!

(出典:https://unsplash.com/photos/HN0FShqomik)

そもそも福祉車両って何?

出典:
https://www.pakutaso.com/20190402112post-20541.html

冒頭から福祉車両の話をしていますが、そもそも福祉車両とはなんでしょう。まずは福祉について調べてみました。

福祉とは

しあわせやゆたかさを意味する言葉。

すべての市民に最低限の幸福と社会的援助を提供するという理念を指す。

福祉と聞くと、どうしても介護や医療といったイメージを持ちやすいですが、誰にでも幸せや豊かになる権利があるということです。誰にでも関係する事なんですね。

そのため福祉車両とは、身体が不自由になっている人や高齢の人でも使いやすいように、使いやすい工夫がなされている車のことなのです。

福祉車両は知ってるけど、どういうものか知らない人は9割も?

出典:
https://www.honda.co.jp/welfare/stepwgn/passenger-lift/

みなさんは福祉車両と聞いて、どのようなイメージを持ちますか。おそらく、車椅子を乗せて走っている病院や施設の送迎車というイメージが強いのではないでしょうか。

福祉車両の認知率についてまず聞いたところ、全回答者数のうち76.3%が「知っている」または「所有している」と回答。そのイメージを聞くと、「車いすを乗せるクルマ」と答えた人が8割を超え、「高齢者の方が乗るクルマ」「値段が高い」といった他の選択肢に対して大きく差を付けました。

出典:http://www.iid.co.jp/news/report/2012/0924.html

また、少し前のデータですが、家で介護する人が増えてきたという、こんなデータもあります。

少子高齢化が急速に進み、介助や介護を必要とする世帯が増えています。特に、在宅介護は10年間で約2倍※に膨らんでいます(※2001年152万人⇒2010年302万人/厚労省 平成23年度 介護保険事業状況報告[年報])

出典:http://www.recruit-mp.co.jp/news/release/2013/1212_1031.html

つまり、家で介護する人は増えているけど、福祉車両のイメージは「自分には関係のないもの」と捉えている人が多いということになります。

少子高齢化が進んでいる現在では、自分の親や兄弟などを介護しないといけない状態となった時、福祉車両を必要とするニーズはあると思っています。

福祉車両の選び方のポイントとは?

福祉車両は、特殊な業者を介して買わないといけないのかと思う人もいるでしょうが、車のディーラーで買う事ができます。福祉車両は、ほぼ全ての車種に設定されています。

具体的には、どのようなタイプがあるのでしょうか。福祉車両の設定は大きく分けて4つあります。

福祉車両の種類4つ
  • 助手席回転・昇降シート
  • スロープタイプ
  • ステップタイプ
  • 自立タイプ

オレンジ色で示したのは、介護をする側の福祉車両となります。自走式は、自分で運転するタイプとなっており、大きく異なります。

次に項目では、介護するタイプから順番に、福祉車両の4つのタイプについて紹介していきます。

福祉車両の選び方①助手席回転・昇降シートタイプ

出典:
https://www.daihatsu.co.jp/lineup/friend_move_f/index.htm

見出しにも書いてある通り、助手席がただ回転するタイプと、回転してから車外に出るタイプの2つのタイプがあります。比較的多くの車種に設定があります。

助手席回転シートタイプがおすすめの人
  • 車椅子を使わなくても歩けるけど、疲れて車椅子を使う事があるような人
  • 家の中は歩けているが、外出の時だけは車椅子を使う事がある人
チェックしておきたいポイント
  • シートへの乗り降りができるか(座面までの高さは40cm程度が望ましい)
  • 頭上が車に当たってしまわないか
  • つま先と膝が、車のダッシュボードに干渉してしまわないか
  • 車椅子や杖・手荷物が乗せられるスペースがあるか

助手席回転・昇降シートはいかにも「介護」が必要ない人でも、車に乗り込みやすく、思わず外出する機会も増えるかもしれません。

ダイハツの『ムーヴコンテ』の福祉車両を所有していたDさんも「以前は父も、なかなか車に乗り移れないことに癇癪をおこすこともありましたが、コンテが来てそれがなくなりました」。しかし、Dさんのお父様は数年前に他界したため、コンテは手放してしまったそうだ。しかし、今では手放したことを少し後悔しているという。「まだ健在な母の足腰が少し弱ってきたので、母との移動を考えると、やはり楽に移乗できる福祉車両は魅力的ですね。コンパクトさと維持費を考えて次も軽自動車になると思いますが…」とDさん。なお、下取りについてDさんに尋ねたところ、同型の標準車と同程度で、とくに不利な査定ではなかったという認識だ。

出典:https://response.jp/article/2012/10/23/183592.html

女性の方が、スカートを気にせず乗り込みしやすいというメリットもあるため、足腰の悪い人以外にもメリットがあります。

 

福祉車両の選び方②スロープタイプ

出典:
https://www.honda.co.jp/welfare/purpose/wheelchair/

スロープタイプがオススメの人
  • 自宅内でベットから車椅子への乗り移りがやっとで、車のシートに乗り移るのが一苦労な人
  • 車のシートに長時間乗っていられない人

スロープタイプは、車椅子のまま車のトランクから車椅子ごと乗せられるタイプの車です。街中でも、デイサービスや病院までの送迎で使われる事も多いため、見た事がある人も多いのではないでしょうか。

スロープには、手動で操作するタイプと自動で操作するタイプがあります。対応している車や、操作方法も違うため、実際に確かめてみるのが良いでしょう。

チェックしてほしいポイント
  • スロープの開閉や車椅子の乗り込みがしやすいか
  • スロープが操作しやすいかどうか
  • 車椅子で乗っている間は快適か
  • 必要な荷物は積めるかどうか

福祉車両の選び方③ステップタイプ

出典:
https://www.honda.co.jp/welfare/purpose/side-lift/

ステップタイプがおすすめの人
  • 外出時に車いすや杖などを使う人
  • 片麻痺(半身まひ)などで、乗り降りする方向が限られる人
  • 介護が常に必要な人

ステップタイプとは、車の後部座席にのるタイプの車です。助手席とは違い、屋根と頭とのスペースに余裕があり、開口部も大きいため、乗り移りしやすいというメリットがあります。

チェックしておきたいポイント
  • シートが操作しやすいか
  • シートへの乗り移りがしやすいか(高さ40cm程度が望ましい)
  • シートが回転して、車に乗り込めるか

シートの高さを40cm前後と書いてある理由としては、40cm程度の方が立ち上がりしやすいからです。あまりにも引きすぎると、立ち上がりに相当な介助が必要になる場合があります。

逆にシート位置が、足がギリギリつく程度になると、乗り移りの時に滑り落ちて、尻餅をついてしまう場合もあります。

福祉車両の選び方④自立系

出典:
https://www.honda.co.jp/welfare/purpose/for-drive-arms/one-hand.html

自立系がオススメな人
  • 片麻痺(半身まひ)や、脊髄損傷などで、普通の車は運転できなくなったが、残された能力を使えば運転できそうな人

自立系とは、運転補助装置付きの車のことです。例えば、脳梗塞などで片麻痺(半身麻痺)となってしまった時、足で直接アクセルとブレーキを操作する事が難しくなった時の代替手段として、残された能力を使って運転できるようにサポートするものです。

基本的には、アクセルとブレーキを操作する必要があるため、手や足のみでアクセルとブレーキを操作するタイプがあります。

チェックしておきたいポイント
  • 運転席に乗り込むことができるか(車椅子と乗り移るシートの間にトランスファーボードを引いたりする)
  • 適切な運転姿勢を保つことができるか
  • ハンドルを左右いっぱいに切ることができるか
  • 車椅子の積み下ろしは自分でできるか

自立している人向けの福祉車両なため、先ほどの福祉車両のタイプとみるポイントが異なります。自立系のタイプの方が、実際に商品をみる必要があるでしょう。

選ぶ時に見ておきたい、補助金のお話

出典:
https://www.pakutaso.com/20191007289post-23788.html

福祉車両が便利なことは理解できたと思いますが、普通の車高額となります。福祉車両のタイプによりますが、だいたい元の車よりも20〜50万円ほど高額となります。

車は安い買い物ではないので、結構痛い出費となりますよね。ここで福祉車両を諦めようとしたあなたに朗報があります。福祉車両は税金の優遇制度や助成制度を受ける事ができます。

  • 消費税が非課税となる
  • 自動車取得税・自動車税・軽自動車税が免税に
  • エコカー免税も併用して受けられる
  • 自治体によっては、福祉車両の助成金や各種割引を受ける事も

福祉車両でかかる改造費や部品代が非課税になったり、納車時に条件が揃っていれば、車ごとまとめて非課税にする事もできます。

また、自治体によっては、駐車禁止除外指定車の認定を受けられれば、駐車規制の所に止める事ができたり、「障害者手帳」や「療育手帳」を持っていれば、全国の有料道路を割引料金で利用する事だってできます。

今の車でも、楽に移動できる便利グッズ

悩んでいる娘

福祉車両を買うほどではないけど、ウチの母は最近足腰弱くなったのよね

足腰が悪いと、車の乗り降りをするだけでも一苦労。介助する側も毎回手伝わないといけないため、大変だと感じる事もあるのではないでしょうか。

そこで今回は、車にのりこみやすい便利グッズについて紹介します。

車への乗り込みを解消するグッズ

出典:
https://www.honda.co.jp/STEPWGN/webcatalog/interior/cabin/

車のタイプによっては、車へ乗り込む高さが問題で、介助を必要とするケースが多いです。たかが40cmだと思いますが、40cmは玄関の高さよりも高く、登れなくなっている高齢者も多いです。

そのためには、車に乗り込むまでの高さを解消するものが必要です。

乗り込み時の負担軽減を解消するグッズ

乗り込む時の段差は解消したとして、乗り込む時に捕まるところがなくて困ってしまう事ってありますよね。

最近の車では、グリップも握りやすい所に設定がある車もありますが、なかなか手が届かなくて、シートにしがみついて、車の中で転んでしまうような姿勢になる事も。

そこで、乗り込みのグリップを紹介します。

まとめ

福祉車両の選び方
  • 福祉車両はみんなに関係ある乗り物
  • 介護するタイプと自走するタイプの2つがある
  • 介助される人や自分が車に乗り込めるか、確かめる必要がある
  • 今後、高齢化が進む上で、必要性は出てくる

福祉車両は、実はみなさんに関係する乗り物なのです。あなたやあなたの周りの人が元気で生活するために、外出するハードルを下げるために福祉車両というのは存在します。

介護するタイプや、障害を持っていてももう一度車を運転したい、外出したいという願いのために、自走できるように改造できるものもあります。

実際に購入される際には、介助される人や自分が乗り込めるのを確認はもちろんのこと、車椅子を持っているなら、その車椅子が積めるかを確認する必要があります。

今後、高齢化が進む中で、「車に乗り込めない」「外出できない」という問題は多く存在してきます。車を購入される際や、困った事があれば、この記事を参考にしてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です